縫い針は普段どこにしまっていますか?
ほとんどの人がピンクッションに差しっぱなしなのではないでしょうか?
という私もよくピンクッションに差しっぱなしにしているのですが、ピンクッションは収納する用途ではないので針がさびてしまうことがあるんです。
針の収納にはいろいろありますが、今回は本の形をした針収納【ニードルブック】を作ります。
お家にありそうな材料で簡単に作れるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね
お家にありそうな材料で簡単に作れるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
ニードルブックの材料

名称 | 入手先 | 参考価格 |
---|---|---|
表地 | 家にあるもの | |
裏地 | 家にあるもの | |
フェルト | 手芸店、100均 | 100円 |
牛乳パック | 家にあるもの | |
薄めの厚紙 | 100均 | 100円 |
ゴム | 100均 | 100円 |
両面テープ | 100均 | 100円 |

材料がこまごま多いです。



生地も小さくていいし、案外家にあるもので作れるかも。
生地について
生地は20㎝×5㎝程度しか使いません。
小さすぎて持て余しているハギレでも作れるかもしれないので、ぜひこの機会に使っちゃいましょう。
向いていない生地は
- 分厚い生地
- 薄すぎる生地
- 接着しにくい生地
- 柄が大きい生地
といったところです。



使う生地自体が小さいから、大きい柄だと何の柄か分からなくなちゃう。



切ってもカワイイ柄がいいです。
厚紙について
芯として表に牛乳パック、裏にハガキくらいの厚みの厚紙を使います。
気にならなければいらないDMを使ってもOKです。
DMを使うときは裏地を当ててみて透けないかチェックしてから使ってください。
両面テープについて
両面テープは工作用のものでOKです。
幅が広い方が手間がかかりません。
ただし両面テープを貼った状態の生地を切るので、切れ味のいい工作用バサミを用意しておいてください。



テープを切った後のねちゃねちゃはハサミクリーナーで簡単にお手入れできるよ♪


作り方手順
難易度 | 初心者〜中級者 |
材料費 | 220円〜 |
制作時間 | 30分〜1時間 |
作る方法 | 工作(1回だけ手縫いあり) |



工作レベルで作れるから簡単♪



これはトライしやすいです。
下準備~カットします


以下のように材料をカットします。
名称 | サイズ(W×H cm) |
---|---|
牛乳パック (表の芯) | ・6×3を2枚 ・1×3を2枚 ・3×3を1枚(右側を丸く) |
ハガキの厚みの厚紙 (裏の芯) | ・5.8×2.6を1枚 ・1×2.6を2枚 ・6×2.6を1枚 ・2.8×2.6を1枚(右側を丸く) |
表地 | 19×5を1枚 |
裏地 | 19×5を1枚 |
フェルト | 11×24を3枚 |
ゴム | 20 |
サイズはあくまで参考です。
短い手縫い針が収納できるサイズとして作っています。



持ち歩き用の小さなニードルブックができるです。



長い針を使う人やたくさん収納したい人は調整してね。


芯となる牛乳パックと厚紙をマスキングテープでつなぎます。
左から
牛乳パック…6㎝→1㎝→6㎝→1㎝→3cm
厚紙(裏)…5.8㎝→1㎝→6㎝→1㎝→2.8㎝
の順で1㎜開けてマスキングテープで貼ってください。
作り方工程
両面テープを使ってカルトナージュのような作り方をします。



カルトナージュはフランスの伝統工芸なんだよ。



おしゃれな感じの布の箱です。
工程としては裏と表をそれぞれ作ってから最後に貼り合わせる、というものです。
厚紙と生地を貼り合わせます。
まずは生地の裏に両面テープを貼ります。


剥離紙をはがし、生地の中心に芯を置いて貼ります。


カーブに切込みを入れて引っ張りながらカーブに沿って貼ります。





ハサミはできれば工作用のを使う方がいいかな。
裁ちばさみは傷めちゃうかも。



工作バサミの奥の方を使うと切りやすいです。
角は斜めにカットして貼ります。


できるだけ貼り代がごわつかないように、不要な部分を切りながら進めてください。



ここからはクリップがあると作業がしやすいよ。



お裁縫用でも、ダブルクリップでも、洗濯ばさみでもOKです。
フェルトをきれいに重ねて、裏の背表紙になる部分に中心を合わせます。


幅5.8㎝の右隣りの1㎝が背表紙になる部分です。
フェルトの真ん中がのどになるので、背表紙の中心とフェルトの中心を縫い合わせます。





厚紙もろとも縫っちゃって。



お好きな縫い方でOKです。
こちらが縫えたところです。


3カ所に分けて2度縫いしていますが、頑丈に縫えたら波縫いや反返し縫などなんでもOKです。
ノートを閉じた状態にしてクリップでまとめ、端を切りそろえます。





フェルトは1枚ずつ落ち着いて切ってね。
続いては表を完成させます。
背表紙になる部分に2か所穴をあけてゴムを通します。





穴は目打ちで大胆にあけちゃうです!



牛乳パックは硬いから、つなぎ目の布だけのとこを狙ってね。
本を閉じた状態にしてゴムを巻きつけ、ちょうどいい長さを決めます。


裏で型結びにします。





ゴムが引っこ抜けないように長いままにしておくよ。
いよいよクライマックス!
表と裏をがっちゃんこします。
裏側に接着剤を出し、牛乳パックの切れ端で作ったヘラで薄く全体に伸ばします。





私が使ってるのは【カネスチック】というボンドだよ。
接着剤ははみ出すとシミになるので、端まで広げて余るようならヘラでぬぐい取ります。
塗り残しがないように広げたら、背表紙がずれないように表と裏をくっつけて、クリップでぐるりと固定します。


この状態で接着剤の硬化時間に従って放置してください。



しっかりくっついたら完成です♪



乾くのが待ち遠しいね!
ニードルブックの使い方
ピンクッションに針を刺したままにすると、特にピンクッションの生地が当たっている部分が湿度によってはさびやすいんですよね。



ピンクッションの生地が湿気を含むと錆びちゃうです。



糸も湿気を含んで針穴が錆びちゃうから、保管の時は糸を外してね。
ニードルブックはフェルト部分に針を刺して収納します。


6ページあるので「細い針専用のページ」「刺繍針専用のページ」「ミシン針のページ」などジャンル分けして使うと便利です。


手のひらサイズなので携帯するのにも便利です。
知らない間に針が抜けて紛失する心配がなく、ピンクッションで持ち歩くよりも安全に持ち運べますよ。



お裁縫にとって針は重要アイテム!
大切に扱ってね。



針のこともっと知りたい人は他の記事も見てほしいです。
針の知識に関するページはこちら。
↓クリックで別のページにジャンプします
おそろいの生地でピンクッションを作るのも楽しいですよ。
↓クリックで別ページにジャンプします。
【ニードルブックの作り方】まとめ
ニードルブックは針を錆びさせないためにも、針を安全に持ち歩くのにも便利です。
今回のレシピは小さなハギレや牛乳パックなど、家にあるものを中心に比較的簡単に作れます。
縫うのはとじを作る一回だけ、あとは両面テープや接着剤で貼り合わせる工程がほとんどです。
ピンクッションに針を刺しっぱなしで保管している人はぜひお気に入りの生地で作ってみてください。
コメント一覧 (1件)
[…] 【関連記事】【ニードルブックの作り方】簡単レシピ […]