針の捨て方や捨てるタイミングはご存知ですか?
捨て方が分からずピンクッションに曲がった針が刺さったままになっていませんか?
作業のたびに手に取っては「これ使いにくいやつだった」とピンクッションに戻す無駄な動きが出ていませんか?
針をどうやって捨てるか、知らない人は案外多いんですよね。
折れたり曲がったりした針を安全に捨てる方法や、捨てる以外にも針供養や捨てるタイミングなど、針に関するあれこれをまとめました。
【針の捨て方】分類的には何ごみ?
針の捨て方は各自治体によって違いますが、ほとんどの自治体がカッターナイフの刃や割れた食器と同じ扱いなのではないでしょうか?
捨てるときには「折れ針」とわかりやすく書いておくと、清掃員さんが危ない目に合わないです。
何ゴミなのかはお住まいの市・区役所に電話で聞けば一発で解決します。
心配なら問い合わせてみるのがいいでしょう。
でも問題は、ごみ捨て場に持っていくための保管方法なんですよね。
【針の捨て方】捨てるまでの保管方法
ゴミ捨て場まで持っていく方法が難しいです。
針一本ずつ捨てる、なんて危険で面倒なので現実的ではないですよね。
折れ針専用の小さな容器にある程度ためてから捨てるのがおすすめです。
容器の中にマグネットを一緒に入れておけば、散らばる危険も防げます。
おすすめの保管容器を解説するよ。
お菓子の空き箱などの小さな入れ物に入れる
お菓子の小さい箱、案外いろんなものがありますよね。
・チョコボールの箱
・筒状のラムネの空き容器
・グミなどのチャック付きの袋
小ぶりで蓋がしっかり閉まる物ならなんでもOK!
中でも一番おすすめなのがフリスクの空き缶!
マグネットを一緒に入れると安全なんだけど、フリスクの空き缶なら缶にマグネットがくっつくからより安全だよ。
そもそもフリスクの空き缶自体捨てるの面倒ですから、空き缶が発生したタイミングでピンクッションに折れた針がないかチェックしてもいいくらいです。
紙製の箱を使うときは、隙間から針がはみ出さないようにセロテープで開け口以外をしっかり目貼りして下さい
目貼り後は開け閉めができないので、補完せず一回ずつ捨てて下さい。
ガムテープに包む
お菓子の空き箱が入手できなさそうな人は、ガムテープを使用する方法もおすすめです。
折れた針をガムテープにくっつけて、折りたたんで粘着面を覆ってしまえば準備完了!
あとはお皿やカッターの刃などの危険ごみが発生するタイミングで一緒に出してしまえばいいのです。
※危険ゴミに捨てていいのかは念のためお住まいの自治体に問い合わせて確認して下さいね。
これなら溜め込まずに済むので、常にスッキリさせられますね。
チャック付きのビニールにまとめる
お菓子のパッケージでなくても、チャック付きのビニールに入れてしまうのもGOOD!
長い間お裁縫箱にしまって置く予定なら、両サイドが破れないようにセロテープなどで目貼りしておくと安心ですね。
チャック付きビニールは可能な限り厚手のものをご用意ください。
スパイスの小瓶に入れる
スマートに入れられて中身が飛び出さないのがスパイスの瓶です。
蓋をパカっと開けると穴が小さくて、入れるのは簡単でも出すのは大変な構造なので、不要な針を入れておくのにぴったり。
捨てるはずのものなのに、なんとなくおしゃれなものに見えるから不思議ですね。
もしもスパイスの小瓶が空いたら、折れ針入れにしちゃいましょう。
【砂利の捨て方】年に一度の針供養で腕前アップ!
針供養とは、使えなくなった針に感謝を込めて、豆腐や蒟蒻などの柔らかいものに針を刺して供養する行事です。
最後くらい柔らかいものに刺さってねぎらおう、という意味合いがあるよ。
同時に裁縫の上達を願う行事でもあります。
針供養はどこでやっているの?
都心部で有名なのは以下の通りです。
※クリックすると詳細情報が見られます。
お住まいのご近所で針供養を開催していないか問い合わせてみるのもいいでしょう。
西では12月8日、東では2月8日に行われるのが多く、地域によっては両日に開催されるところもあるようです。
針は小さいから1年分ためてもかさばらないね。
針供養のタイミングで針を入れ替えるのもいいきっかけになりそうです。
自宅で針供養という方法も
神社などに持っていかず、一軒家にお住まいならば自宅の軒下などの土に埋める方法もあります。
針は土に埋めると長い年月をかけて土に帰ります。
感謝の気持ちとお裁縫の上達の願いを込めて供養するのも素敵ですね。
針供養にならって、豆腐や蒟蒻に針を刺した状態で埋める方法もありますよ。
【針の捨て方】針を捨てるタイミングとは?
処分するのに次に問題になるのが「捨てどき」についてではないでしょうか。
針の処分方法は分かっても、処分するタイミングが難しいです。
家電と違って壊れないから、ちょっと折れても使えちゃうもんね。
私も曲がったまち針は手で真っ直ぐに戻して使ってしまうタイプですが、本来は少しでも曲がった時点でちゃんと交換した方がいいんです。
まち針を始め、お裁縫の針を捨てる具体的なタイミングは以下の通り。
【針を処分するタイミング】
曲がった
錆びた
刺さりが引っかかる
玉の部分が外れた、割れた
道具を大切にしたい気持ちはとても大切ですが、使うのに支障が出る道具を使って物を作ってもうまく作れません。
勿体無いですが、ダメになってしまった針とは感謝を込めてお別れしましょう。
針がよく錆びてしまうという人は、こんなアイテムでケアしてみてはいかがでしょう?
間のクリームの部分に針を刺して磨くんだよ。
マカロンの部分がマグネットだから、針が迷子にならないです。
針の中でもミシン針は消耗が目に見えにくいですが、1ヶ月程度で交換するのがいいと言われています。
ミシン針の交換時期についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
お気に入りの待ち針を作るレシピもおすすめです。
最後に~傷んだ針はこまめに交換を
まち針は捨てるタイミングが難しいですが、曲がったり錆びたりしたら思い切って交換した方が上達も早いです。
お菓子の空き容器やスパイスの瓶など、蓋がしっかり閉まるものを使って安全に保管しておき、各自治体の分別方法に従って捨てましょう。
1年に1度、上達を願って針供養に持っていくのも処分方法としておすすめです。
わざわざ持っていくのが面倒ならば、土に埋めておけばそのうち土に帰ります。
「針磨き」というアイテムを使って、針を大切につく方法もありますよ。
自分の処分しやすい方法で、傷んだ針をこまめに処分して上達しましょう。
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