針に糸を通すの、一発でできますか?
なかなか通らずに糸先が割れてどんどん通しにくく成ったり、いつも時間がかかってイライラしたりしていませんか?
苦手な人は糸先をペロッとしたら通りやすくなるけど、あれって衛生的にやりたくないですよね。
ペロッとせずにスマートに針に糸を通す裏ワザ、実は結構たくさんあります。
基本から秘密兵器、さらに目からうろこの方法まで10個の方法を解説します。
【針に糸を通すコツ】①斜めカット+厚みをつぶす
基本の基本ですが、糸の断面を楕円形にして細くし、細い針穴を通すのがオーソドックスな方法です。
糸が太くてなかなか通らない、または針穴が狭くてなかなか通らない、といった場合に有効です。
やり方は以下の通り。
①糸に対して斜めに糸切りハサミを入れます。
②糸先を指のはらで摘んで潰します。
③糸が縦長になるように構えて穴に通します。
よく切れる糸切り専用のハサミを使ってね。
糸切りハサミで糸以外を切ったら切れ味が悪くなっちゃうのです。
糸専用にしてほしいです。
デザイン性の高いものもたくさん販売されているので、ぜひお気に入りの糸切りばさみを探してみてくださいね。
【針に糸を通すコツ】②利き手チェンジ
①と併用して使って欲しい技が右手を左手を入れ替える方法です。
①利き手に針を持つ
②利き手じゃない方に糸を持つ
③針を糸に通しに行くように動かす
え?たったそれだけで通るなんて信じられないです…
これは道具も何もいらないからぜひ試してみて。
【針に糸を通すコツ】③糸の太さに合った針を使う
針に糸が通しにくい原因は、実は針と糸そのものに問題がある場合もあります。
針にも糸にもたくさんの種類があり、縫いたいものによって使い分けるようにできています。
薄地用の細い針にボタンをつけるような太い手縫い糸を通すのは物理的にしんどいので、裏ワザを使っても多分通りません。
どうしても通らない、と感じたら、針と糸を見直してください。
【針に糸を通すコツ】④針で折り目をつける
刺しゅう糸を数本同時に通す時に向いているのがこのワザです。
①針で糸を折り、針を外して指の腹で厚みを潰す
②平たくなった状態で針に通す
刺しゅう糸は束ねて使うことが多く、何本もの糸を束ねるのは大変ですが、糸の端ではなく途中を束ねれば簡単です。
刺繍に使う刺しゅう針は針穴が縦に長いので、糸も長い形状にすれば通ります。
【針に糸を通すコツ】⑤手のひらの上でこする
私の記憶が確かなら、テレビの裏技番組で昔紹介されていたような?
内容は覚えてるけど情報源はうる覚え…
やり方は以下の通りです。
①小指と薬指の間から糸を出し、手のひらに糸をのせる
②糸の上に針の穴を乗せて、針で押さえながら擦る
はい、これだけです。
劇的に簡単になのですが、これは摩擦で糸のよりが緩むので私としてはあまりお勧めできません。
少し長めに糸を切って、端っこの方で糸を通して、よりが緩んだ部分を切って縫い始めるようにしてください。
【針に糸を通すコツ】⑥背景を変える
例えば白いテーブルの上で白い糸を針に通そうとすると視認性が悪く、すごく通しにくくなります。
色の中で一番視認性が高いのが黄色なので、糸を通すには黄色い紙の上で糸を通すのが最適です。
目がかすむ、焦点が合わない、などの理由で糸が通せない人におすすめの方法です。
実際に糸5色と針を置いて比較してみると…
写真にしてみると黄色の方が若干見やすいかな、といったところですね。
これも手軽に試せるので気になる人は試してみてください。
思い切ってお裁縫箱を黄色に変えちゃうのもおすすめだよ!
でも黄色いお裁縫箱なかなか売っていな…
あ、かわいいのがあったですー!
【針に糸を通すコツ】⑦糸先を固める
物理的に糸を硬くしてしまえば、糸は簡単に通ります。
- マニュキュア
- ヘアスプレー
- 接着剤
- のり
などが有効で、乾くまで少しめんどうですが、サクッと糸を通せるようになります。
通し終えたら固めた部分をカットして、玉止めして縫い始めてください。
【針に糸を通すコツ】⑧スレダーを使う
ここまでワザを駆使しても何だかしっくりこない人には道具に頼る方法をお勧めします。
スレダーってこれですか?
これこれ。
針金のとこがちぎれちゃうんだよね。
スレダーの中でも使いやすいのが卓上式の糸通し機でデスクスレダーというシロモノ。
針と糸をセットしてボタンを押すだけで糸が通せて、例えばネイルをしていても簡単に通せます。
ただしデスクスレダーでは糸が通らない針があるので、「これで絶対に通ります」とは言えません。
例えば刺しゅう針にはほぼ対応していないので、刺繍に使うならこちらです。
スレダーはいろんな種類があって、対応している針のサイズもそれぞれ違うため、用途に合わせて選んでくださいね。
【針に糸を通すコツ】⑨髪の毛を使う
スレダーに方法が似ているのですが、髪の毛を使う方法もあります。
①髪の毛を針に通す
②通した髪の毛をUターンしてもう一度針に通す
③針に通した髪の毛のわっかの中に糸を通す
④髪の毛を引き抜いて糸を通す
髪の毛は糸に比べると細くてコシがあり、表面が滑らかで針穴に通しやすいです。
ロングヘアの私はいつでもスレダーが手元にある感じ♪
ロングヘアの人はお試しあれ、です。
【針に糸を通すコツ】⑩ワンタッチ針を使う
ワンタッチ針は針穴に小さな隙間が空いているため、上から糸を押し付けるだけで針に糸が通ります。
100均でも購入できますが、針はメーカーものと比べると使いやすさが全然違います。
もはや通してないです…
ワンタッチだからね。
ただしワンタッチ糸にはデメリットがあります。
・縫っている途中で糸が抜けることがある
・針の頭部分が大きいので生地に引っかかることがある
・玉止めがしにくい場合がある
レビューを見ると賛否両論なので、合わないかもしれないけど使ってみたい、という人はお試しあれ。
【針に糸が通らない時のコツ】まとめ
針に糸が通らない理由はたくさんあるので、10個のうちどの方法がハマるかは人によって違います。
とは言え、針の種類と糸の太さが合っていたらそこまで難しいことはないはずなので、一度針と糸を見直してみるのがおすすめです。
気軽に試せるものから順番に試して、気に入った方法を使ってくださいね。
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