使い捨てのパンティライナーってかゆくなったりかぶれたり、ちょっと使いたくないイメージないですか?
最近では布製のナプキンを手作りして使っている人も多いですが、だったらパンティライナーも布で手作りしちゃえ、というのが今回のテーマです。
そして海外で人気になっているH型のライナーの作り方と使い方を公開します。
布性なので冷え取りにもなるし、H型をしているので汚れた面をめくって2回使えます。
デリケートゾーンの不快感とサヨウナラしたい人、不織布のひんやり感がきになっちゃう人、なんか気になるから使ってみたい人、とっても便利なH型布ライナーをぜひ一緒に作ってみませんか?
H型布ライナーの材料
名称 | 入手先 | 参考価格 |
---|---|---|
ダブルガーゼ(表地) | 手芸店 | ー |
コットン生地(裏地) | 手芸店 | |
タオル(吸水体) | 100均 | 110円 |
サテンリボン(細め) | 手芸店 | 100円 |
ダブルガーゼはたくさん水を吸えないから、裏には目の詰まったコットンを使うよ。
リボンはスナップの代わりになるです。
生地はガーゼでなくても、おうちに余っているものや着ない服を使ってもいいのですが、せっかく作るなら肌触りなど使いやすいものを作りたいですよね。
おすすめの材料について少し解説させてください。
生地について
ダブルガーゼは織り目が粗いので通気性が良くて蒸れにくく、布ライナーにおすすめの素材です。
ネット購入するならこちらのショップの生地が肌触りがよくおすすめです。
この生地だと計算上、12枚取れるので、コスパ的にはいいんじゃないでしょうか。
ふわふわで柔らかくてハンドメイド好きさんがリピしまくってるです…
生地サンプルの取り寄せができるから安心♪試してみてね。
吸水素材について
ダブルガーゼには吸水性がないため、今回は吸水素材としてタオルを使います。
ただしタオルはちょっと縫いにくいのが難点…
ループが引っかかったり、糸くずがたくさん出ちゃうんだよね。
学校で必要な雑巾を縫うの、大変でキライです…
身近にあるもので水をよく吸うもの、ということでタオルを用意しましたが、別の生地でも構いません。
- 良く汗を吸うTシャツを切って使う
- 目の詰まった綿の生地を2~3枚重ねて使う
- 裏地に使う生地を吸水体にも使う
などでもOK!
肌に直接触れませんので、ちゃんと洗濯ができて吸水力が高そうなものを選んでください。
サテンリボンについて
今回のデザインは下着のクラッチ部分に巻き付けて使います。
巻きつけたライナーを固定するためにリボンを使います。
ひも状の物なら作れなくないのですが、厚みを出さないために薄くて柔らかいサテンリボンを使用します。
幅は細くてOKなので、1㎝未満の幅のものを用意してください。
100均や手芸店で見つからない時はここ!
6㎜幅を選んでね。
16色もあるから、生地と同じ色のリボンが選べるですー!
作り方手順
難易度 | 初心者 |
材料費 | 1,200円くらい(10枚くらいで) |
制作時間 | 30分〜1時間 |
作る方法 | ミシン |
中表に縫ってひっくり返すのが主な工程です。
多少カーブがありますが、歪んでもずれても完成はするので、ミシン初めてさんでも気負わず挑戦してください。
すごく簡単だからやってみて。
慣れてたくさん作ると便利です。
下準備~型紙を用意して裁断します
型紙は自分で製図するか、もしくはこちらのPDF型紙をダウンロードしてお使いください。
縫い代を含む型紙と含まない型紙、お好きな方をご使用くださいです♪
型紙の使い方が苦手な人はこの記事を見てね。
PDF型紙を使わない人は、自分のショーツのクラッチ部分の幅をはかって、自分サイズに製図してください。
以下のようなH型になるように製図します。
真ん中の部分でクラッチを挟んで使うです。
これに加えて吸水体も製図します。
ライナーの幅の3ぶんの2くらい、長さはライナーより5㎝程短く製図してください。
吸水体はライナーよりも小さければOK!
適当でも大丈夫。
- 表地(ダブルガーゼ)と裏地(コットン)で本体を1枚ずつ
- 吸水体(タオル)を2枚
- サテンリボン8.5㎝(※)を2本
サテンリボンはライナー部分の縫い代を含む幅+1㎝の長さでカットしてください。
作り方工程~縫います
縫い代は1㎝で縫ってください。
ガーゼは織りが粗いため、ミシンの針目を少し細かくしておくときれいに縫えます。
吸水体をライナー部分の真ん中にステッチしてくっつけます。
縫い目がほつれないように生地の端から端までステッチしてください。
吸水体は表から見えないから切りっぱなしでOKです!
ここでタオルがライナーよりも大きいと、後で表に返すときにゴロゴロします。
吸水体は本体の縫い線からはみ出ないように縫い付けてください。
吸水体がいらない人はこの工程を飛ばしてもOK!
ライナーを固定するためのリボンを仮止めします。
端から7㎜くらいのところを狙って、サテンリボンの両端をミシンで縫います。
本来の縫い代部分にステッチをかけることを捨てミシンと言って、本体を中表に縫ったときにこのステッチは表から見えなくなります。
要するに仮止めってことね。
この時リボンの端と生地の端を合わせて縫うのですが、リボンの方が長くてたるみが出ます。
これは後でライナーを固定するのに通しやすくするためです。
本体2枚を中表に合わせて、返し口を縫い残してぐるっと一周ミシンでステッチをかけます。
返し口の始まりと終わりはほつれないように返し縫いしてね。
表に返すためにまずは切込みを入れます。
- カーブの部分(斜め45度に)
- 角の部分(5㎜置きくらい)
にミシン目の2㎜外側くらいまで、ハサミの先を使って切込みを入れます。
これで表に返したときにコロコロしなくなるよ。
返し口から指を入れ、角をひっくり返したら、返し口から少しずつ引っ張り出してください。
ひっくり返し終えたら手で形を整え、気になるようならアイロンをかけてください。
返し口をミシンで縫い留めて、
これで完成です!
できたですー!
お疲れさまー!
H型布ライナーの使い方
特殊な形のH型布ライナー、初見はどう使うかわからなかったのですが、使い方が分かればとっても簡単です。
図解だと一発で分かるよ♪
- ショーツの外側から裏面を上にして布ライナーを当てる
- ショーツのクラッチ部分を挟むように片側を重ねる
- もう片方も重ねながら、サテンリボンに先端を差し込んで固定する
- セット完了
汚れてもめくってもう一度使える!
さらにうれしいのが、重ねる順番を変えることで汚れてももう一度使うことができるんです。
水分が多い時はちょっと難しいですが、生理の終わりかけの時や水分があまり出ないタイプの人ならこの方法で2回使えます♪
こまめに交換したい人には洗濯が半分になるから、とっても嬉しい仕様ですよね。
最初にH型思いついた人天才すぎ!
お手入れ方法
布ライナーは不織布のライナーと違い使い捨てではないので、汚れたら都度洗う必要があります。
ショーツ用の洗剤でもみ洗いが基本ですが、私が使っているのがピリカレ。
- 国際環境展エコ大賞金賞受賞
- 合成界面活性剤、保存料、香料、一切不使用なのに汚れも臭いも落ちる
- 洗濯をはじめ、掃除や歯磨き粉、野菜を洗うのにも使えて万能
この洗剤を使うときれいになるし、肌にもやさしいんだ!
エコでオーガニックなのに汚れがすごく落ちる…ただものじゃないです。
少し値は張りますがかなり少量で足りるため長持ちします。
臭いや汚れ、洗剤の化学成分も残らないためデリケートゾーンに直接触れる布ライナーにはぴったりの洗剤です。
購入や詳細は公式ページへどうぞ。
【H型布ライナー】まとめ
H型の布ライナーはスナップを使わないのにしっかり固定できて、しかも2回使えるからとても便利!
ショーツに合わせてH型にカットした生地を2枚中表に縫えば形にはなるので、難しいと感じた人はまず吸水体とリボンが付いていないシンプルなものを作ってみてはいかがでしょうか。
お肌が弱い人や使い捨てライナーに満足できない人は試す価値ありです!
ぜひ一度作ってみてくださいね。
コメント一覧 (2件)
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[…] 布ナプキンの使い心地が気に入った人は、おりもの用の布ライナーの作り方もぜひご参考にご覧ください。 […]