最近よく見かける付けフード、【バラクラバ】が今人気ですね。
気軽にプラスできて防寒にもなるし、自分のパーソナルカラーを選べば顔色を良くしてくれる強い味方にもなります。
今回はそんなバラクラバを自分の欲しいサイズ・色・素材で作れる、簡単なレシピを考えました。
古着からでも作れますので、たくさんバラクラバが欲しい人は、ぜひご参考にご覧ください。
バラクラバってなに?
バラクラバとは、目出し帽や付けフードなど、首から顔回りにかけて防寒するためのアイテムの総称です。
防寒具としてのバラクラバ
バラクラバはもともと、防寒のため目出し帽を指していました。
登山やウインタースポーツ、バイクやサバゲ―などにも使用されています。
ファッションアイテムとしてのバラクラバ
2022年に流行りの兆しを見せ始めているのがファッションアイテムとしてのバラクラバです。
ピタッとした目出し帽スタイルの物だけでなく、パーカーのフードの形をしたものや、付け襟のような幅広のフリルが付いたものなど、バリエーションが増えています。
付けフードとは?
付けフードはその名の通り、パーカーのフードの部分だけを切り取ったようなアイテムです。
バラクラバというの中に付けフードタイプのものがある、といった認識でOKです。
じゃあ前置きはここまでで、作り方行くよー!
今回は付けフードタイプのバラクラバを作るです。
バラクラバの材料
名称 | 入手先 | 参考価格 |
---|---|---|
表地 (縫いやすいニット地) | 手芸店 | ー |
ミシン糸 (ニット地用) | 手芸店 | ー |
ニット用ミシン針 | 手芸店 | ー |
今回の材料は生地と生地を縫うための糸です。
ミシンの針もニット用にする必要があるので、もしも持っていない人は合わせてご用意ください。
生地はきれいな状態の古着でも構いません。
今回は古着の身頃部分を使ったよ!
生地が傷んでなければぜひ使ってほしいです。
生地について
ニット生地は物によっては縫いにくいので、例えばこんな生地は初心者さんには向きません。
- ストレッチがすごく効いている
- 分厚くてごわごわしている
- 端がくるんとなって扱いにくい
って言われても、選ぶのが難しいです…
じゃあ初心者さん向きのおすすめの生地を3つ挙げておくね。
ニット地に苦手意識がある人はフリースもおすすめの素材です。
糸と針について
糸はニット用の「レジロン」という糸がおすすめです。
生地とできるだけ同じ色の糸を使ってね。
レジロンはほんのちょっとだけ伸縮性があり、ニット地を縫ったときに生地馴染みがいいので糸調子が狂いにくい特徴があります。
レジロンを使ってニット地を縫う場合、ニット用のミシン針が必要になります。
ミシン針変えるの、なんだかもったいないです…
ミシン針は折れてなくても1か月くらいが交換の目安だよ!
そろそろ替え時かも?
初心者さんの中にはミシン針を交換したことがない人もいるのでは?
ニットを縫うタイミングで新しい針に交換してみてもいいかもしれません。
【関連記事】
【ミシン針の捨て方と交換時期】1本の針を使い続けるとどうなる?
作り方手順
難易度 | 初心者〜中級者 |
材料費 | ー |
制作時間 | 30分〜1時間 |
作る方法 | ミシンまたは手縫い |
ほぼ直線縫いでOK!
難易度は生地によって決まるイメージね。
できるだけ簡単に縫える生地で簡単に作りたいです…
「糸と針を用意するのはちょっと…」
「ニット生地をうまくミシンで縫えるか心配」
という人は手縫いで作れなくもないです。
縫う箇所がたくさんあり時間がかかりますが、この後手縫いの方法も解説します。
下準備~裁断します
後ろと前をきれいに重ねて、身頃部分を長方形に裁断します。
縦60~70㎝くらい、横30~40㎝くらいを目安に裁断してください。
大体でOK!
生地から作る人は縦横70㎝くらいで裁断してください。
古着を利用する場合、裾のステッチをほどくか、大きさに余裕があれば切り落としておきます。
生地から作る人はスルー。
作り方工程~縫います
生地を中表に合わせて、上と左を縫い代1㎝で縫い合わせます。
縫い代はジグザグミシンで処理しておきましょう。
70㎝の正方形から作る人は、縦長になるように中表に合わせて、上の部分を縫います。
角の部分はお好みで丸く縫ってもOK!
続いて首の部分を縫い合わせて筒状にします。
上から30㎝程度を顔が出る部分として縫い残し、30㎝より下を3cmの縫い代で縫い合わせます。
返し縫いでスタートしてね。
縫い代部分はジグザグミシンで始末して、片側に倒しておきます。
工程②で縫った縫い代部分を1.5㎝の3つ折りにしてステッチします。
きれいに縫えない人は手縫いでもOK!
最後に裾の部分を1.5㎝の3つ折りにしてステッチをしたら完成です。
これまたきれいに縫えない人は手縫いでもOK!
手縫いの縫い方について
今回使った生地はリブニットっぽいもので、横方向へのステッチがこんな風に伸びてしまいました。
ステッチすると伸びて波打つ場合、手縫いで仕上げる方がきれいです。
縫い方に決まりはありませんが、千鳥掛けか縦まつり縫いがおすすめです。
千鳥掛けのやり方
千鳥掛けはほんの少し伸縮性が出る縫い方なので、ストレッチの利いた生地にはおすすめの縫い方です。
糸を1本取りでスタートしてください
- 3つ折り側の裏側から針を刺し、玉止めを隠しながらスタート
- 上側の生地の表面の繊維2本を右から左に向かってすくう
- 3つ折り側の5㎜右側にずらした位置の生地を右から左に向かって1~2㎜すくう
- 手順②③を繰り返す
コツは細い薄地用の針と糸を使うことと、引き絞りすぎないことです。
個の縫い方だと表側に縫い目が出ないため、少しくらいなら縫い目がそろわなくても気になりません。
縦まつり縫い(端処理あり)のやり方
縦まつり縫いは針を縦向きに差すかがり縫いです。
2本取りにした糸のうち1本だけ針に引っ掛けながら縫うことでロックミシンのような縫い目になり、裾側の端処理が同時にできます。
- 糸は2本どりでスタート
- 目立たないところに針を刺し、玉止めを隠しながらスタート
- 裾側に針を指し、上側の生地の繊維を2本すくう
- 糸を引き絞るときに2本どりの糸1本だけを針に引っ掛けて引き絞る
- 5mm左に移動して手順③から繰り返す
端を糸でくるみながら縫うことができるので、比較的ほつれにくい生地に向いています。
3つ折りしなくてもいいので、厚みが出るのが気になるときにはおすすめの縫い方です。
バラクラバ着てみました!
バラクラバの着画がこちら。
完成サイズは50㎝×25㎝なので、この記事のレシピよりも少し小さめです。
このくらいのサイズ感でもMーLサイズの女性なら着用できるよ♪
小顔効果を狙いたい、あまり伸びない生地で作りたい、などがあればこのレシピ通り、もしくはもう少し大きめのサイズで作ってくださいね。
バラクラバと一緒に、付け襟や付けタートルネックも作ってみてほしいです♪
【バラクラバの作り方】まとめ
バラクラバはデザインや素材によってはかなり簡単に作れるアイテムです。
使う生地の量が少ないので、着なくなったカットソーからでも作れます。
慣れれば30分程度で作れるので、ぜひいろんな素材、大きさでたくさん作ってみてください。
手縫いでも作れるので、ミシンにハードルを感じる人もぜひ気負わず作ってください。
コメント一覧 (1件)
[…] 流行りのアイテム【バラクラバ】の作り方もこちらの記事で紹介しています。 […]