最近よく見かけるすごーく大きいシュシュ、あれかわいくないですか?
ふわふわしていて、あんなに大きいのに軽く見えてしまいますよね。
今回は柔らかいシフォン生地を使って大きな「ボリュームシュシュ」を作ります。
難しい、ややこしいと言われがちな手順も写真多めで詳しく解説しますので、初心者さんもぜひチャレンジしてみてくださいね。
ボリュームシフォンシュシュの材料
名称 | 入手先 | 参考価格 |
---|---|---|
シフォン生地 | 手芸店 | ー |
ヘアゴム | 100均 | 100円 |
生地の大きさは切り売りで購入するなら30㎝程度あればOKです。
幅は生地の幅いっぱい使います。
生地の大きさについては作り方手順で詳しく説明します。
材料は表側の生地と中に入れるゴムだけ。
材料少ないです♪
生地について
シフォン生地とは、縦横に粗めに折られた薄手の生地です。
柔らかくて軽くてふわふわした生地で、大きいシュシュでも軽く見えるためおすすめです。
今回のボリュームシュシュは普通のシュシュに比べてかなり生地をたくさん使うため、シフォン生地以外なら薄い生地を選んでください。
今回はチュール生地でもう一つ作ったよ。
オーガンジーも人気の素材です。
※チュール生地…網目状に穴があるレース生地の一種
※オーガンジー…薄くて軽くて針がある生地。
ヘアゴムについて
ヘアゴムはドーナツ状に縫った生地に通して結ぶため、輪っかになっていないものをご用意ください。
太くなるほどホールド感がアップするため、毛量多めの人は太めゴムがおすすめ。
手芸用の平ゴムでも代用可能ですが、今回は透ける生地を使うことを前提に選んでください。
濃ゆい色の生地に白い平ゴムはちょっと残念です…
【ボリュームシュシュ】作り方手順
難易度 | 初心者 |
材料費 | 500円程度 |
制作時間 | 30分〜1時間 |
作る方法 | ミシンまたは手縫い |
縫う距離が長いからミシンのほうが楽だけど、失敗が少ないのは手縫いだよ。
シフォン生地は針が通りやすいから手縫いもらくちんです♪
下準備~裁断します。
生地の大きさに決まりはありませんが、今回は24㎝×114㎝で作りました。
114㎝は図ったわけではなく、生地の端から端まで使った、という感じです。
生地の幅は90㎝~140㎝程度ありますが、測るのが面倒な人は幅いっぱいに作ってOK!
こだわりがある人はお好みの長さにカットして作ってももちろんOKです。
ゴムはそのままシュシュのサイズになります。
普段から使いやすいと思うヘアゴムの長さに、結ぶための余分3㎝を足した長さを用意してください。
私は外したとき手首にとりあえずつけときたい人だから手首の太さで作るよ。
これもお好みで調整です。
作り方工程
短い辺(24㎝どうし)を中表に合わせて縫い合わせます。
シフォン生地のような薄手の生地は返し縫が難しいため、生地の外側に空ミシン(※)をしておくと端がほどけにくくなります。
真ん中から外側へ、を2回繰り返して縫うと、うまく空ミシンをかけられますよ。
ミシンをかけ終えたら縫い代を割ってアイロンをかけておきます。
※生地がない状態でミシンを動かして上糸と下糸を絡めるテクニック
中表って、裏がどっちかわからないです…
見分けつかなきゃぶっちゃけどっちでもいいけど…
一応解説しておくね。
①耳にある穴を触って凸がある方が表
②並べてみて色がはっきりしている方が表
③織りが「ノ」に並んでいる方が表
④耳に字が書いてあれば読める方が表
シフォン生地だと①が分かりやすい判断材料になると思います。
筒状に中表に縫う、というイメージがわきにくいので、写真多めで解説します。
step②の工程を手縫いで縫う場合は、目の細かいぐし縫い、または半返し縫い(※)で縫ってください。
※半返し縫い…半目分手前にさして半目分進める縫い方。ぐし縫いより丈夫に縫える。
まずは裏返しで2枚重ねた状態で平置きし、step①で縫った縫い目が下になるようにします。
上の1枚をつまみます。
つまんだらこのように、上の1枚を真ん中に寄せます。
下になっている生地を中表に合わせて待ち針で仮止めします。
このとき真ん中に寄せた生地を巻き込んでミシンで踏まないように、しっかり下に寄せておきます。
縫い目どうしを最初に仮止めするとねじれにくいよ。
中表に合わせられる部分のみ仮どめしたら、ミシンで縫います。
縫い始めは返し縫からスタートしてください。
余計な生地を巻き込まないように気を付けて縫い進めます。
端まで行ったらミシン針を生地に差した状態で一度手を止め、内側に入っている生地を引っ張り出します。
このまま中表に仮止めし、また縫い進めます。
最初の縫い目が見えてきたら、返し口3㎝を縫い残して返し縫で終わります。
ミシンで縫い終えたら、返し口から生地を引っ張り出して、表に返します。
返し口からゴムを通して、1週通ったら端と端を型結びします。
返し口を縫って閉じます。
閉じ方は
①コの字とじ(手縫い)で閉じる
②ミシンで返し口だけ縫う
③ミシンで1周ぐるっとステッチする
の3種類があります。
どの閉じ方でもOK!
メリットを1個ずつ解説するね。
①コの字とじ
縫い目が見えなくなるため一番きれいに仕上がる
②ミシンで返し口だけ縫う
返し口が分かりやすいため、ゴムの交換が簡単にできる
③1周ステッチする
右側が1周ステッチしたものです。
縁がしっかりするため、髪を束ねたときに動きが出る
ボリュームシュシュつけてみました
ボリュームシュシュは存在感があるので、後ろで一つに束ねるだけでもキマります。
ふわふわしているのでほぐしヘアにもすごくマッチするのではないでしょうか。
今回作ったシュシュは24㎝幅の生地を使用してこのボリューム感なので、もっとボリュームが欲しければ幅広に、もう少しコンパクトがお好みなら幅狭めに調整してくださいね。
さらにお好みでこのシュシュにチャームやビーズをつけてもかわいいですよ。
パールをわっかにしてつけてるのとか、大人かわいいです♡
シュシュにリボンが付いた「リボンシュシュ」のレシピも紹介していますので、ぜひこちらも作ってみてくださいね。
実はリボンシュシュのほうが簡単なんだ♪
まとめ【ボリュームシュシュの作り方】
このシュシュの縫い方を説明すると「分かりにくい」「難しい」と言われることがよくあります。
ですがボリュームシュシュは透けているのと幅が広いおかげでミシンをかけるときに中の生地を巻き込みにくいため初心者さん向きです。
お気に入りのカラーで自分好みのボリュームになるようにして、ぜひオリジナルを作ってみてくださいね。
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