下着は1番着心地にこだわりたいアイテムなのに、なかなか自分サイズに出会えないんですよね。
一般的なものはゴムがしっかり入っているものがほとんど。
そんな中ふんどしパンツは密かに注目を浴びている、ってご存知でしたか?
ほんのちょっとテクニックが必要ですが、試作を重ねて自分サイズが作れるようになるととっても便利!
できるだけ簡単な作り方レシピを考えてみました。
試しに1枚作ってみませんか?
今回作るふんどしパンツの材料
名称 | 入手先 | 参考価格 |
---|---|---|
肌触りのいい生地(50㎝×70㎝) | 手芸店など | ー |
クロッチ部分の生地(10㎝×20㎝) | 手芸店など | ー |
平ゴム(1m) | 100均 | 100円 |
装飾用レースなど | 手芸店など | ー |
新聞紙などの大きな紙(型紙用) | ー | ー |
生地について
主な材料は肌触りのいい生地です。
本体部分はもちろんですが、クロッチと呼ばれる股の中心の当て布は特に肌触りのいいコットンなどを選んで下さい。
せっかくだから肌触りのいい生地を選びたいです。
シルクが一番だけど、コットンが安くて色柄も豊富でいいんじゃない?
特別高価でなくても肌触りのいい生地はあるので、まずは練習がてら作り慣れてから材料を奮発するのがおすすめです。
ゴムについて
ゴムの幅は広いほど締め付け感が出ます。
今回は0.4㎝と0.7㎝で試してみましたが、私は0.7㎝が履きやすかったです。
広い幅の方がミシンもかけやすいよ。
ということは、最初は幅広でつくってみるのがいいです。
ふんどしパンツの作り方
難易度 | 中級者 |
材料費 | ー |
制作時間 | 1時間程度 |
作る方法 | ミシン |
ちょっとテクニックが必要なのでミシンを使い慣れている人にオススメです。
材料費は用意する生地の価格によって変わります。
手順を覚えて慣れれば1時間程度で作れます。
下準備〜型紙を起こして裁断します
まずは型紙を起こします。
新聞紙などの大きな紙をご用意ください。
手に入らない時は、チラシやコピー用紙などをセロハンテープで繋いで使ってもOK!
私はAmazonの梱包に入ってる紙をよく使う。
図のように線を引いて型紙を起こします。
これは私サイズで、一般的なMサイズくらいの大きさで股上深めです。
手持ちの下着で1番しっくりくるものを測りながら、自分サイズに型紙を調整してください。
1枚仕立てのほうが布をたくさん使うけど履きやすいよ
本体とクロッチと呼ばれる真ん中の当て布をそれぞれ1枚ずつ裁断します。
全て縫い代1㎝を足して裁断してください。
型紙についている縦半分、横半分の折り目のところに合印をつけておいてください。
クロッチ部分の真ん中にも同じく合印をつけます。
本体とクロッチは同じ生地でも大丈夫!
ゴムは骨盤周りを測って以下のように裁断してください。
骨盤周り×0.7+1㎝
例》骨盤周りが80㎝なら、80×0.7+1㎝=57㎝
クロッチの縫い代部分を裏側に向かって上下のみ折り返してアイロンで癖付けします。
作り方工程〜ミシンで縫います
少し難しいですが落ち着いて一つずつこなしましょう。
ミシン目をほんの少し荒くすると縫い目がキレイに見えますよ。
本体の裏にクロッチ部分を縫い付けます。
本体とクロッチの合印を合わせて仮留めし、下準備の工程でアイロン掛けした上下の部分のみステッチをかけます。
両サイドは後で縫うのでこのままでOK。
脇部分を縫います。
中表に縫って縫い代をジグザグでもいいのですが、肌触りをよくするために袋縫いにします。
【袋縫いのやり方】
①中表ではなく表が外に来るようにあわせて端から3㎜のところを縫う
必要なら縫い代を切り揃えて中表に合わせる
②端から7ミリのところをステッチ
③表に返して縫い代を後ろ側に倒し、縫い目から5ミリのところをステッチ
※アイロンで押さえて省略OK
脇が縫い終わったところで太ももが通る部分が輪になりました。
この輪の部分を3つ折りにしてぐるっと1周縫います。
慣れれば左手で三つ折りにしながら右手で押さえてミシンがけがキレイで早いですが、やりにくければアイロンで癖付けしたり、しつけ糸で仮留めしたり、やりやすい方法でステッチしてください。
平ゴムを1センチ重ねて輪っかにし、ミシンで重なった部分を縫い留めます。
4等分になるように印をつけてください。
縦側の合印と脇線にゴムの合印を合わせます。
ゴムを生地と同じ長さになるように伸ばして重ね、ゴムの真ん中と生地の端から1㎝のところを合わせて縫い留めます。
自信がない人はクリップの量を増やしてね。
ミシンにセットして針を生地に落とした状態で、ゴムを引っ張って生地と重ねます。
この状態でゴムの上からステッチをかけ、さらに端にジグザグミシンをかけます。
お好みでレースやリボンを縫い付けて完成です。
つけておいた方が後前がわかりやすいです。
かわいいからたくさんつけたいです♡
ごわごわしちゃうからほどほどにね。
ふんどしパンツとぜひ一緒に作ってほしいのが布ライナーです。
パンティライナーでかぶれたり、不快だったり、付け心地が嫌いな人は多いのでは?
布で手作りしたライナーなら、洗うのは面倒ですが快適に暮らせますよ。
こちらの記事で使いやすいH型の布ライナーの作り方と使い方を解説しています。
ふんどしパンツを履いてみました
着画、はさすがに公開できないので、うちで1番可愛いモデルさんにはいてもらいました。
ゴム部分がウエストのみなので鼠径部の締め付け間がありません。
ゴムで擦れて痒くなる、といったお悩みも解消できてしまいます。
ゴムの刺激が黒ずみの原因になることもあるです。
黒ずみやお手入れで悩んでいるならこの記事も読んでみて。
【デリケートゾーン】プチプラでOK!洗うのと保湿は専用品を!!
まとめ~自分サイズのふんどしパンツでゆるふわ生活を
普段の下着に違和感や痒みを感じる人は、下着があっていない可能性があります。
放っておくと黒ずみや冷えの原因になりかねません。
ゴムを引っ張って縫い付けたり、3つ折りにしてステッチをかけたり、ちょっとテクニックが必要なレシピですができるようになると案外簡単です。
履き心地や締め付け具合の好みは人それぞれ。
1枚目からピッタリフィットを目指すのではなく、何枚か作りながら調整をして1番しっくりくるサイズを目指してください。