シュシュにリボン、共布で作った紐パーツやバッグの持ち手など、細長く中表に塗った後に表に返せなくて困ったことはありませんか?
手でひっくり返そうとすると何分も格闘することになるんですよね…
あれ実は簡単にひっくり返せる方法が3つあります。
①ループ返しでひっくり返す
②縫ったときのミシン糸の端を利用してひっくり返す
③安全ピンでひっくり返す
細長いパーツをひっくり返す機会って結構多いんですよね。
簡単にひっくり返せたら、ハギレで好きな紐を簡単に作れるので、お裁縫の幅も広がりますよ!
ぜひマスターしてくださいね。
細長いパーツの返し方①ループ返しでひっくり返す
表に返すのに一番簡単な方法は、専用の道具を使う方法です。
専用の道具は2種類あるよ!
ループ返し
【ループ返しの使い方】
①トンネル状に縫った生地に棒を通す
②先端のフックで生地をひっかけて引き抜く
棒が細いため細かいパーツも簡単にひっくり返せます。
例えば巾着の紐やボタンループなど、ミリ単位の細い紐もひっくり返せるので、細部までオリジナルにこだわりたい人にはループ返しがおすすめです。
これ20年くらい愛用してる。
イージーターン
【イージーターンの使いかた】
①筒の中に差し込みながらクリップを止める
②生地の手前端部分を押し込むようにして表に返す
イージーターンはクリップで挟んで押し込む形で細長い紐を表に返すことができます。
動画を見たら使いかたが一発で分かるよ!
ループ返しは1.5㎝幅用と2.5㎝幅用があります。
細すぎる紐には使えませんが、ループ返しのようにフックを刺さないため、生地の端を傷めることなくひっくり返すことができます。
細長いパーツの返し方②ミシン糸の端を利用してひっくり返す
道具を持っていないけど今すぐにひっくり返したい!
という人におすすめなのが、中表に縫ったときのミシン糸の端を使う方法です。
手順は以下の通りです。
①中表に縫い終えたら、ミシン糸をパーツと同じくらいの長さ分残してカット
②ミシン糸の端に縫い針を通し、抜けないように結ぶ
③トンネル状に縫ったパーツに針を通す
④反対側から針を出したら、慎重に引っ張ってひっくり返す
縫い針でもいいのですが、編み物用のとじ針があればよりやりやすいです。
ひっくり返し終えたらミシン糸をカットしてください。
比較的細いパーツをひっくり返したいときにおすすめの方法です。
ミシン糸が細いから、硬い生地をひっくり返すと糸が切れちゃうかも。
薄い生地用のテクニックです。
細長いパーツの返し方③ 安全ピンでひっくり返す
ミシン糸はすでに切っちゃった!
という場合は安全ピンでひっくり返しましょう。
【安全ピンで表に返す方法】
①端っこの縫い代部分に針を刺し、安全ピンをロックする
②安全ピンをトンネルに通して、生地をトンネルの中に入れ込む
③安全ピンを進めながら少しずつ表に返す
安全ピンは大きめのものが使いやすいですよ。
こちらは安全ピンがトンネルに通る必要があるため、比較的太さのある場合に使えます。
まとめ~細長いパーツの返し方
細長いパーツをひっくり返すには、生地をトンネルの中に入れて端っこから出す作業が必要です。
そこで使えるのが3つの方法です.
ループ返し | すごく簡単 | 道具が必要 |
ミシン糸の端 | 簡単で手軽 | 硬い生地には向かない |
安全ピン | 安全ピンさえ通れば返せる | 時間がかかる |
時と場合によりおすすめの方法が違うので、どれがやりやすいか試してみてくださいね。