毎年春先から100均にかわいい手ぬぐいがどんどん入荷してくるんですが、この手ぬぐいで子供用のズボンを作るのが恒例行事です。
手ぬぐいは織りが荒くて風通しがよく、夏服にはもってこいの素材なんです。
しかも柄が派手かわいいので、元気いっぱいなキッズにぜひ履いてほしい!
服作るのはじめてさんや、ちょっと自信がない人はまずパジャマとして一つ作ってみるのはいかがでしょう?
今回作る子供用手ぬぐいズボンの材料
名称 | 入手先 | 参考価格 |
---|---|---|
手ぬぐい(35×87)2枚 | ダイソー | 210円 |
平ゴム | ダイソー | 110円 |
手ぬぐいは春先になると角100均がこぞって新柄を発売します。
毎年奇抜な柄を探しに行くのが恒例になっています。
100均の手ぬぐいは人気があるので、欲しいものは売り切れる前にゲットが基本です。
[st-kaiwa1 r]取り方やポケットの数によっては、余分なハギレも用意してね。[/st-kaiwa1]
手ぬぐいの選び方
成功の鍵を握ってるのが、実は手ぬぐいの柄です。
好きな柄を好きなように選びたいところですが、ズボンを縫うならこんなことに気をつけて選んでください。
【手ぬぐいズボンに向いている柄】
・柄の向きがランダム
・色が濃すぎないこと(洗濯で色褪せるため)
・白は避けた方がいい(パンツが透けます)
これを選んではいけない、というわけではないのですが、できれば避けたほうが仕上がりが綺麗です。
Tシャツでおしりが隠れるなら白でもいいのかも。
白は爽やかで夏っぽくてキュートです。
手ぬぐいはどの100均で買えばいい?
手ぬぐいは100均でたくさん売っていますが、特徴がそれぞれ違います。
ダイソー | ・サイズがほんの少し大きい傾向 ・和柄や派手めが豊富 ・織りが粗めで硬め |
セリア | ・サイズは小さい傾向 ・織りは細かくコットン風 ・柄のジャンルが豊富 |
キャン★ドゥ | ・織りはダイソーとセリアの中間くらい ・幾何学模様や細かい柄が多い ・パンツ向きの柄が一番多い |
ただし年々それぞれの100均が手ぬぐいに力を入れているようで、柄のバリエーションが年々増えているように感じます。
もしも機会があれば、ぜひいろんな100均を回ってみてくださいね。
子供用手ぬぐいズボンの作り方
難易度 | 初心者〜中級者 |
材料費 | 330円 |
制作時間 | 2時間〜3時間 |
作る方法 | ミシン |
手が慣れてくると迷いなく縫えるので、一つ作ったらぜひもう一つとチャレンジしてみてくださいね。
小物と違って縫う箇所や手数が多いので一見難しそうに見えますが、一つずつ順を追って工程を追っていけば初心者さんでも作れるのでは?と思います。
下準備〜裁断します
今回は120サイズのズボンを作ります。
ウエストゴムを調整すれば、多少はサイズに融通が効くと思います。
真ん中の印をつけて中表にきっちり2枚重ねにします。
真ん中からはさみを入れて2㎝上を目掛けて斜めに裁断します。
左右対称に裁断するから、必ず中表に重ねてね。
前パンツに当たる、小さい方の半分2枚重ねから裁断します。
まずはウエストベルトを裁断します。
2枚重ねで8センチ幅に裁断します。
残った部分で写真のように裁断します。
続いて大きい方の半分2枚で後ろパンツと後ろヨークを取ります。
端から1センチずらして前パンツを重ねて、写真のように裁断します。
残った部分でヨークも裁断します。
4つのパーツを取れたら取ります。
全部ポケット用のパーツだから、なくてもい人は省略してね。
おしりポッケは真ん中でつぎはぎにしているよ。
あえて別の布にするのもかわいいかも、です。
作り方工程〜縫います
以下の手順で縫います。
①細かいパーツを縫う
②股の真ん中を縫う
③股下(裾→またぐり→裾)を縫う
④両脇をぬう
⑤ウエストベルトを縫う
⑥ウエストにゴムを通す
順番をわかっておくと手を進めやすいよ。
縫う順番は色々あるけど、これが1番丈夫に縫えるです。
ズボン本体は2度縫いしてジグザグをかけ、縫い代を倒してステッチが基本の縫い方です。
ズボン本体を縫う前にポケットなどの細かいパーツから縫いましょう。
- おしりポッケ
口を3つ折りにしてステッチ
ほか3辺はジグザグミシンで処理をして裏に1センチずつ折り返し、おしりのちょうどいい位置に縫い付ける - ヨーク
後ろズボンの上に中表で縫い合わせジグザグミシンをかけ、縫い代を上に倒してステッチ - 前ミニポケット
おしりポッケと同じ要領で向こう布に縫い付ける
位置は左側の端に合わせて高さは真ん中あたり - 前見返し
前パンツ右側の脇側のポケット口の見返しとして縫いつける - 向こう布
端にジグザグミシンをかけておく
前パンツ右側の脇部分に重ねて縫い付け、ポケットにする
前ポケットはちょっとややこしいので、以下の手順を一つずつ追って縫い進めてください。
- 前見返しを前パンツ右の脇側に斜めにステッチ
縫い代を1センチ残して裁断する
裁断していない方は端にジグザグミシンをかけておく - 見返しを裏側に返し、ポケット口をステッチする
- 向こう布を重ねてステッチし、ポケットに仕上げる
前同士、後ろ同士をそれぞれ中表に重ね、おへそ側から下がってカーブして尖っている先までを縫います
縫い代を左に倒して、ステッチして抑えます。
カーブは難しいからちょっと難易度高そう。
普通に縫うと一目進めるごとに回しながら角度を調整しないといけません。
なのでスボン側の生地をたるませて、縫う部分をまっすぐにしてください。
こうすると直線縫いとして縫えますので、難易度がぐっと下がりますよ。
工程2で縫った股部分の下を縫います。
後ろと前を中表に合わせて仮止めします。
股中心と両方の裾を止めてから間を合わせて止めるとスムーズです。
2度縫って縫い代をジグザグミシンで処理したら、縫い代を後ろパンツ側に倒してステッチします。
両脇を中表に合わせて2度縫って、ジグザグミシンをかけます。
縫い代は後ろ側に倒して、上からステッチをかけられるところまでかけます。
裾は元々の手ぬぐいのステッチを利用するから縫わないよ。
まずはウエストベルトの長さを決めます。
前中心と後ろ中心を一直線に伸ばし、ウエストベルトを半分に折ったもを並べて長さを決めます。
長さが足りないときは2枚をつぎはぎして使ってね。
端から1.5㎝のところから2㎝をゴム通し口として縫い残します。
縫い代を割って、表抜きに半分の幅にぐるっと一周折ります。
ズボン本体のお腹周りとウエストベルトを中表に合わせてぐるっと一周縫い、縫い代にジグザグミシンをかけて下に倒してステッチをかけます。
今回は7㎜幅のゴムを2本通したから、ウエストベルトの中心に一周ステッチをかけてね。
最後にゴムを通して完成です。
1周ぐるっと通したら、ゴムを重ねて縫い合わせ、完成です。
子供用手ぬぐいズボンを履いてみました
先日の身体測定で120㎝ちょうどを記録してきた次男に履いてもらいました。
手ぬぐいは伸びないので、少し余裕のあるデザインにしています。
ウエストベルトに通すゴムである程度はサイズ調整できます。
股上がゆったりしているのでもう少し大きい子でもはけそうな感じですし、ほんの少しスリムに作れば小さいサイズとしても作れます。
サイズ140でも何とか作れました!
ウエストベルトは別の布で取って幅いっぱいに裁断したら、140㎝の長男でも履けるサイズで作れました。
丈は膝が出るくらい、着心地は特に窮屈そうではないのでサイズ140でも作れます。
強いて言えば少しでも大きいサイズの手ぬぐいを選ぶといいかもしれません。
もしも気に入った柄があればぜひトライしてみてくださいね。
子供用手ぬぐいズボンで快適な夏を!
手ぬぐいは洗うたびに柔らかい風合になり、肌馴染みが良くなる素材です。
子供服はワンシーズンでサイズアウトすることが多いので、安価な材料で作れるのも魅力です。
お気に入りの柄で作れば、私も子供もお気に入りの1着として思い出に残りますよ。
数を作ればどんどん手が慣れて上達しますので、ぜひたくさん作ってみてくださいね。