子供が中学生に上がるので、大人が使うような上履き入れを用意しました。
小学生で使っていたような、袋に持ち手が縦に一本ついているものではなく、真ん中にファスナーが付いていて大きい靴でも持ち運びが楽です。
裏地をつけて滑りを良くしているので、ゴム製の靴底も楽に出入れできます。
裏地とファスナーが付いているものの、比較的簡単に作れるため、お裁縫初心者の人もぜひチャレンジしてみて下さいね。
ファスナー式シューズケースの材料
名称 | 入手先 | 参考価格 |
---|---|---|
表布(46㎝×60㎝) | 手芸店 | ー |
裏布(46㎝×60㎝) | 手芸店 | ー |
ハギレ | 手芸店 | ー |
バイヤステープ(50㎝) | 手芸店 | 100円 |
カバン用テープ(30㎝) | 手芸店 | 100円 |
ファスナー(44㎝) | 手芸店 | 200~400円 |
材料がいっぱいです…
詳しく説明するね。
生地について
今回表地にコットン、裏地はスカートの裏地に使われるようなつるつるしたポリエステルを使用しました。
ハギレはファスナーの両端を包むために使用しますので、縫いやすい厚みのものをご用意ください。
面積が小さいからアクセントになる色を選んでね。
ファスナーについて
今回は自分で好きな長さに切って使うファスナーを使いました。
入手できない場合は、ムシがナイロン製でハサミで切れるタイプのファスナー(50㎝以上)を短く切って使ってもOKです。
ミシンで縫うので金属製のムシや止めを使っていないものがベターです。
カバン用テープについて
今回は持ち手にカバン用のテープを使いました。
30㎝程の短い長さなので、ハギレをひも状に縫って使用してもOKです。
ファスナー式シューズケース作り方手順
難易度 | 初心者〜中級者 |
材料費 | 1,000円~2,000円程度 |
制作時間 | 1時間前後 |
作る方法 | ミシン |
ファスナー、付けれるか心配です…
今回は簡単な付け方だから大丈夫!
下準備~裁断します
表布、裏布ともに縦46㎝×横60㎝裁断します。
ファスナーの両端を包むための端切れを4㎝×8㎝に2枚裁断します。
ファスナーを44㎝、持ち手を30㎝に裁断します。
端をライターで軽くあぶり溶かして、ほつれ止め処理をします。
やけどしないように注意です!
作り方工程~縫います
ファスナーの端と端切れを中表にして縫います。
反対の端を1㎝折り返し、ファスナーの裏側に回して縫った部分に合わせ、ステッチします。
断面はこうなります。
表地、裏地、ファスナーを重ねて縫い合わせます。
かたいっぽずつ縫うよ。
①裏地の表側を上向きに
②ファスナーの表側を上向きに
③表地の表側を下向きに
の順番で端を合わせて重ね、待ち針で仮止めしてミシンをかけます。
スライダーが邪魔になるので、以下の手順で縫います。
①ファスナーを開けた状態で10㎝程縫う
②ミシンの針が刺さったまま抑え金を上げ、ファスナーを締める
③抑え金を下げて続きを縫い進める
下まで縫ったらちゃんと縫えているか確認してみましょう。
縫えているのが確認出来たら、反対側も同じ手順で縫います。
表に返して形を整え、ステッチして押さえます。
ファスナーの横ギリギリを縫いたいときは、ファスナー押さえを使うと便利です。
ファスナー押さえは抑える部分を右、または左にのみ設定することができるため、ファスナーのムシが押さえ金に当たらずミシンをかけられます。
付属品としてついているミシンもありますので、使ってみたい人は購入前に収納ケースに入っていないか確認してみてくださいね。
上側の中心から5㎝のところに持ち手を縫い留めます。
端から8㎜くらいのところを2~3往復してください。
天地を縫い留めます。
- 天地を縫う
- マチを作る
- 端処理をする
の3つを一気にやります。
なんかすごく難しそうです…
どうしても難しい人は簡単バージョンもあるよ!
ジグザグで処理する方法まで飛ばしてね。
真ん中とファスナー部分を合わせて留め、両端に待ち針で印をつけます。
端から5㎝のところをつまんで内側に向かって折ります。
仮止めをしたら、さらにバイヤステープを中表に合わせます。
両端を5㎜はみ出してバイヤステープを開いて仮止めします。
仮止めができたらバイヤステープの折り目めがけてミシンで縫います。
本体とバイヤステープが縫えたら幅を半分に折って、端から5㎜のところ(本体の端)を縫います。
本体側の縫い代の角を少しだけカットし、バイヤステープをひっくり返して形を整えます。
縫い代部分にバイヤステープをかぶせて、ステッチしてバイヤス処理を完成させます。
バイヤス処理が難しい人はジグザグで処理を
ミシンに慣れていないひとにとってはバイヤス処理が難しいかもしれないので、バイヤス処理しない方法もご紹介します。
縫い方手順step3まで済ませてからご覧ください。
本体を裏返した状態で、真ん中とファスナー部分を合わせて留め、両端に待ち針で印をつけます。
端から5㎝のところをつまんで内側に向かって折ります。
ここまでは裏返す以外同じ工程だよ。
後で表にひっくり返すために、ファスナーを開けた状態で仮止めしてください。
縫い代1㎝のところで仮止めした部分を縫い、縫い代にジグザグミシンをかけて端処理します。
持ち手の部分は2~3回重ねて縫っておくと補強になります。
ひっくり返してアイロンで形を整え、お好みでステッチをかけて完成です。
ファスナー式シューズケースを使ってみました
今回のシューズケースは、息子が中学生になるので上履き入れにと作りました。
24㎝の上履きを入れたのがこちらです。
靴のサイズが大きくなる予定なので、少しブカブカに作っています。
上履きって言ってもスニーカーっぽいデザインのやつね。
ということは、大人のスニーカー入れにもちょうどいいサイズです。
24㎝で上の部分が少し余っている感じなので、女性用の決まったサイズのスニーカーしか入れないなら、縦の長さを5㎝減らして、41㎝×60㎝に裁断してスタートでも入ると思います。
ぴったりサイズがお好みの人は、新聞紙などを41㎝×60㎝に切ってスニーカーを包んで試してみてください。
ファスナー式シューズケースの作り方~まとめ
今回作ったファスナー式シューズケースはキャラメルポーチを応用して作りました。
ファスナー付けやバイヤス処理などは文章で読むと難しそうに感じますが、読みながら手を動かすと理解しやすいと思います。
バイヤステープが難しければ、中表に縫うことで省略可能なので、お好みの方法で作ってみて下さい。