物作りのマストアイテムといえるのが接着剤ですが、価格もバラバラで種類も豊富。
結局何を選んだらいいのかわからないと困っている人は多いのではないでしょうか。
接着剤を選ぶ最大のポイントは何をくっつけたいかとどんなふうに使いたいかを考えることです。
今回は私が使っている接着剤の中でもお気に入りのものの、特徴やおすすめの人などについてまとめました。
接着剤の説明を見比べるのが面倒な人や、どこを比べていいのかわからない人はぜひご参考にご覧ください。
お裁縫用で使える接着剤を選ぶコツ
接着剤は一長一短で、それぞれ得意・不得意があります。
使いやすい接着剤を選ぶためにはどんな使い方をするのかを考えましょう。
接着剤を選ぶコツ①何をくっつけたいか
接着剤は素材の向き・不向きがあります。
商品の裏面に何がくっつけられるかが記載されていますので、よく読んで選びましょう
接着剤を選ぶコツ②洗濯できるかどうか
接着剤は水濡れNGのものと防水のものがあります。
洗濯をしたり屋外で使う予定なら、防水性のものを選びましょう。
ただし防水のものは一度塗ると取れないため、大切な服などに使うときは慎重に!
接着剤を選ぶコツ③乾燥時間にも注目
接着剤を塗って硬化するまでの時間も接着剤によって様々です。
速乾性のものや、乾燥するまで自由に動かせるものなど、用途によって選んでください。
では、おすすめ品行きます!
お裁縫用接着剤おすすめ①裁縫上手
価格と内容量 | 6ml(スティック)/¥277- 17g(チューブ)/¥580- 45g(チューブ)/¥496- 120g(チューブ)/¥852- ※2022年1月時点のAmazon税込価格 |
コスパ | ★★★ |
接着できるもの | 布 ※薄い布や撥水加工の布はNG |
乾燥時間 | アイロン使用時20秒 |
洗濯 | △ (「ドライクリーニングで取れにくい」と表記) |
その他特徴 | 布に塗りやすい アイロン使用で速乾&強力接着 |
【こんな人におすすめ】
・服のほつれやズボンの裾上げなど、ちょっとした補修で縫うのが面倒な人
・ミシンは苦手だけど作るのが好きな人
・布で物作りをするのが趣味の人
私が思う、布を貼り合わせるのに一番適しているボンドです。
お裁縫が苦手な人だけでなくむしろお裁縫が好きな人に使ってほしい1本!
今までの手芸用ボンドと違う点は、アイロンで強力・速乾接着ができること。
アイロンで乾くので手で押さえて乾くまで待たなくていいので、立体的な物にもおすすめです。
お裁縫用接着剤おすすめ②SU
価格と内容量 | 25ml/¥342- 120ml/¥968- |
コスパ | ★★★ |
接着できるもの | 多用途 |
乾燥時間 | 固定/2~3分 実用強度/1時間 完全硬化/24時間 |
洗濯 | ○ |
その他特徴 | 透明なので作品の邪魔をしない 発泡スチロールの接着も可能 |
【こんな人におすすめ】
・幅広いジャンルのものづくりを楽しみたい人
・かばんやアクセサリーを作ったり修理をしたい人
・常備品の工具入れにストックしておく接着剤を探している人
布はもちろん革・金属・木材に至るまでしっかり接着することができるマルチボンドです。
ほとんどの接着剤でNGである発泡スチロールも接着できるため、物作りだけでなく家に1本置いておけば困ったときに役に立ちます。
透明でシミになりにくいので、布や革を接着するのにも便利です。
お裁縫用接着剤おすすめ③カネチックボンド
価格と内容量 | 560円/20ml |
コスパ | ★ |
接着できるもの | 木 金属 ガラス 布 硬質合成樹脂 |
乾燥時間 | 不明 (1日程度) |
洗濯 | △ (記載なし) |
その他特徴 | 超強力 |
【こんな人におすすめ】
・接着剤でがま口などのポーチを作りたい人
・子供が学校で使うために持たせたい人
・接着後の強度が欲しい人
私は最近知った接着剤なのですが、昔から学校でよく使われていた万能ボンドのようです。
布はもちろん、木材や金属ともしっかりくっつくので、ポーチなど強度が必要な物作りにも向いている接着剤です。
内容量のわりにお値段が張るので、ここぞの時に使うのに適しています。
お裁縫用接着剤おすすめ④コニシボンド木工用速乾
価格と内容量 | 180g/¥236- |
コスパ | ★★★★★ |
接着できるもの | 木材 布 紙類 |
乾燥時間 | 6時間 ドライヤーで短縮可能 |
洗濯 | × 水に弱い |
その他特徴 | 乾燥後透明になる |
【こんな人におすすめ】
・DIY好きな人
・紙や木などを使ったものづくりが好きな人
ボンドといえばこれ!
といっても過言ではないのがコニシの木工用ボンドです。
コスパが最高にいいので、私はカルトナージュの時に愛用しています。
安全に使えるボンドなので、子供と一緒に物作りができるのもメリットの一つ。
お裁縫用接着剤おすすめ⑤仮止め用 布用ペンタイプのり
価格と内容量 | 503円/2.2g×2本 ※詰め替えの販売あり |
コスパ | ★ |
接着できるもの | 布 |
乾燥時間 | 数分 |
洗濯 | × |
その他特徴 | 仮止め用ののり 針の刺さりに影響しない 乾くと透明になる |
【こんな人におすすめ】
・タグやレースなどの装飾をきれいに縫い付けたい人
・パッチワークなど小さいパーツを縫う機会が多い人
最後のおすすめは仮止め用ののりです。
縫う前に固定しておくためのアイテムで、接着することを目的としていません。
待ち針やしつけ止めだとどうしても邪魔になるときや、細かすぎて留めにくい場面に大活躍してくれる便利なノリです。
接着材は貼った後にどうしても布が硬くなってしまい、後から縫いにくいのが弱点ですが、この仮止めのりは塗っても縫い心地が変わらないのが最大のおすすめポイントです。
巾着の隅っこにちょっとしたデザインタグをつけるのに使っていました。
コスパが良くないですが、小さいものにちょこちょこ使うような用途なので案外長持ちします。
リピーターさん向けに詰め替えも売っているよ。
最後に~接着剤は何に使いたいのかを考えて選ぼう
接着剤は製品によって特長がバラバラで、自分がどんな使い方をしたいかによっておすすめ品が違います。
布用のボンドなら裁ほう上手
万能の速乾ボンドならウルトラ多用途SUクリアー
がま口などの、強度が必要な物作りにはカネスチック
紙や木材をメインに接着するならコニシ木工用ボンド
細かいパーツを縫い合わせるための仮止めには仮止め布用ペンタイプのり
用途に合った接着剤を使うことで仕上がりが全然違いますし、何より楽しくモノづくりができますよ。
ぜひ自分に合った接着剤をみつけてくださいね。