子どもの調理実習が始まって、エプロンと三角巾が必要になりました。
適当に100均で用意してもいいんだけど、せっかくだからオリジナルでぴったりサイズのものを作ろう!と考え、今回は大人のデニムからリメイクしてみることにしました。
レシピは130サイズをご紹介しますが、アレンジ次第で大きくも小さくもできます。
デニムはお尻の立体的な部分を平面にして縫うため、少しだけ難易度が高くなりますが、デニムならではのデザインに仕上がりかっこいいのでぜひトライしてみてください。
デニムリメイクエプロン&三角巾の材料
名称 | 入手先 | 参考価格 |
---|---|---|
デニム(大人サイズ) | 不要なもの | ー |
ヘアゴム(15~20㎝くらい) | 100均など | 110円 |
綾テープ(2mくらい) | 手芸店など | 200円前後 |
ボタン(デザインによる) | 家にあるもの | ー |
今回は130サイズのエプロンができるです。
それ以外のサイズは、この記事を参考に調整して作ってね。
デニムは大人用サイズの薄手のものを用意
今回のレシピではお尻の部分を利用してエプロンのスカート部分を作ります。
そのため子ども用のデニムから子ども用のエプロンはちょっと足りないので、大人用サイズのデニムをご用意ください。
破れた部分のリカバリーについても解説しますので、多少ならダメージがあるデニムでもOKです。
ただし生地が分厚いデニムだと、生地が重なった部分に針が通らない可能性があります。
分厚すぎて針が折れちゃうとキケンです…
普通地用だとどうしても分厚い生地に負けちゃうんだよね。
できれば薄い生地のデニムがいいですが、分厚い生地のデニムを使う場合は、ミシンの針を厚地用に変えておくと安心です。
綾テープについて
綾テープとは、カバンの持ち手によく使われるテープに似ていますが、もっと薄くてひょろひょろした質感のテープです。
帆布のバッグの縫い代を包むために使われます。
今回のレシピは使うデニムのデザインによっては紐が取れないこともあるので、裁断してみて足りない人や、紐を作るのが面倒な人は綾テープをご用意ください。
作り方手順
難易度 | 中級者 |
材料費 | 110円〜 |
制作時間 | 1~2時間 |
作る方法 | ミシン |
スカート部分が少しだけむずかしいかも。
下準備~デニムを裁断します
お尻の部分だけ切り出します。
130サイズで縦×横=40㎝×40㎝くらいに裁断してください。
横幅が足りなければ前部分も使ってね。
脇線に合わせて台形にとってください。
続いて残った部分で胸当てと、綾テープを使わない場合は残った部分でひもを裁断します。
【胸当て】
縦×横=25㎝×25㎝で裁断します。
※裾部分を使うと1辺ミシン掛けが省略できます。
胸当ては裾を逆さにして取るとステッチが1辺分省略できるデス。
【ひも】
・背ひもを首につなげるデザイン…6㎝×150㎝
・背ひも同士で結んで別で首ひもを付けるデザイン…さらに6㎝×40㎝
ひもは長すぎて1本では取れないから、つぎはぎをして合計で150㎝になればOK!
三角巾を一緒に作る場合は、2等辺直角三角形を1枚裁断してください。
一番長い辺が60㎝くらいになるように取ります。
45度の角は少し切るので、取れない場合は角が欠けていてもOK!
足りない場合はつぎはぎしちゃってOKです。
最後にゴムを付けて仕上げるため、60㎝前後の仕上がりになります。
作り方工程~縫います
デニムは分厚いため、生地ができるだけ重ならないように工夫して縫うとらくちんです。
厚みが出て心配な人は、ミシンを厚地用に変えておきましょう。
お尻の中心の縫い目を10㎝くらい切って開きます。
置き直したときに平面になるように重なるくらい切ってください。
ももの部分を1㎝内側に折って仮止めし、重なった部分に印(下になっている生地に)をつけます。
こうなります。
印の1㎝外側を裁断し、ジグザグミシンで端処理します。
裏側からももの部分を中表にして合わせ、縫い代1㎝で縫い合わせます。
ももの部分だけ縫ったので、真ん中が穴が空いている状態になります。
表から「くの字」にステッチを入れて穴をふさぎます。
これでスカート部分が完成だよ!
台形のパーツができたです。
※綾テープを使う人はひもが不要なのでSTEP3まで飛ばしてください。
まず長さが150㎝になるようにつぎはぎします。
直角になるように中表に合わせて、斜め45度に縫い合わせます。
斜めにつなぐと厚みが分散するよ。
縫い代を1㎝残してカットし、さらに縫い代を割ります。
縫い代を割るときはシームオープナーが便利です♪
ひもの端を1㎝裏側に折り、中表になるよう半分の幅に折ります。
このWの形で端から1㎝のところを縫い、表に返すとひもの端が完成します。
あとは1㎝内側に折りながら仮止めし、ステッチします。
きれいに縫うなら仮止めした後にアイロンをかけるといいよ。
首ひもを別で付けるデザインにする場合は、40㎝のひもをもう1本作ってください。
続いて本体のパーツを仕上げます。
それぞれ端を3つ折りにしてステッチをかけます。
スカート部分の上端と、胸当て部分の下端はステッチせずにそのままにします。
私の場合、胸当ての上端は裾のステッチが残っているから省略したよ。
三角巾は45度の角を後で切り落とすので、角部分の端っこまで縫わなくてもOKです。
縫いにくければ3㎝くらい切ってから縫ってもOK!
胸当てとスカート部分を表が外側になるように合わせ、重なった部分をステッチします。
こんな風に表に縫い代が出ている状態に仕上がります。
縫い代を下に倒し、紐を重ね、紐の両端をステッチします。
ひもの中心とエプロンの中心を合わせてからスタートしてね。
腰ひもと首のひもをつなげる場合は、腰から出たひもを胸当てに縫い付け、完成です。
ねじれないように要注意です。
首のひもを別で付ける場合は、片方だけ縫い付けて、反対側はボタンとボタンホールを作り、完成です。
ボタンホールは難しそうに見えるけど、ミシンに任せれば簡単だよ♪
ミシンの説明書を見れば楽勝です~。
三角巾の45度の角の先端を3㎝ほど切り落とします。
頭が小さい子は5㎝くらい切ってもいいかも。
縮めるならこの工程がチャンスです。
1.5㎝幅の三つ折りにして端ギリギリをステッチします。
三つ折りにしたトンネル部分にヘアゴムを通し、結びます。
頭に合わせてゴムの長さを調整してね。
大き目にしたい人はゴムを長めにしておくです。
三角巾、完成です。
デニムリメイクエプロン&三角巾を着用してみました!
今回は次男が調理実習があるとのことで130サイズのエプロンと三角巾を作りました。
今回のレシピだと身長133㎝の次男にぴったりで、着丈はひざあたりです。
、もう少し身長が高い子ならスカート部分と紐を少し長く、身長が低い子なら胸当て部分も含めて短く調整してください。
実際に使う子どもにメジャーを当てて、「このくらいかな」とやってみるのが確実です。
大人サイズのエプロンを作りたい!という場合はデニムが2枚以上必要になります。
応用編として親子おそろいで作ってみるのも楽しいかもしれませんね。
【デニムリメイクエプロン】まとめ
今回のレシピは、お尻の部分でスカート部分と、裾から胸当てを作りました。
デニムは物によって使える生地の面積が違うため、ご紹介したレシピ通りに正確に作るというよりは、参考にして適当に作るのがおすすめです。
デニムは適当につぎはぎにしても「味」としてかっこよく仕上がるので、ぜひオリジナルのエプロンを作ってみてくださいね。