間に合わせでダイソーで買ってきた腕時計、ベルトループの部分がちぎれてしまいました。
安かったし仕方ないかと思ったのですが、文字盤の部分は壊れていないし、案外大人でも使いやすいデザインなんですよね。
いざ捨てるとなるともったいない…
じゃあダメもとでベルトを自分で作ってみよう!というのが今回のハンドメイドのきっかけです。
ベルトは革でできているけど革は扱いが難しそうなので、今回はコットンパールを使って落ち着きのある上品なデザインにしてみました。
金具を使わないので「通す」「結ぶ」だけ!
とても簡単に作れますよ。
腕時計ベルトの材料
名称 | 入手先 | 参考価格 |
---|---|---|
コットンパール10㎜ | 手芸店 | 400円くらい |
コットンパール8㎜ | 手芸店 | 400円くらい |
コットンパール6㎜ | 手芸店 | 400円くらい |
ビーズ(丸大) | 手芸店 | 200円くらい |
オペロンゴム (伸びるテグス) | 手芸店 | 200円くらい |
ビーズ通し針 | 手芸店 | 500円くらい |
文字盤の部分はダイソーの500円の時計を使用しています。
ベルトを通す部分に直接テグスを通すので、テグスが通せる隙間があるものを選んでください。
今回は素材感を大切にしたかったので大好きな貴和製作所で揃えました。
材料の質感、大事です。
コットンパールについて
コットンパールは綿でできていて穴が自由に広げられる、という特徴があり今回選びました。
太めのテグスを何重にも通すので穴が広いものが向いています。
あと単純にコットンパールが好みだったのも選んだ理由の一つです。
- すごく軽くて付け心地がいい
- くすんだ色味でアンティーク感が出る
- 質感的に品がある
形やサイズ、質感のバリエーションが豊富なので、自分好みのものを探してみてくださいね。
Amazonで探してみるならこちらから
オペロンゴムについて
ビーズを通すためのテグスにはいろんなものがあるのですが、今回は金具を使わずに着脱するため伸びるテグスを選びました。
オペロンゴムは細いゴムが束上になっていて、劣化してもいきなり切れることがありません。
ただし束状であるためビーズを通すのがすごく難しく、専用の針が必要となります。
Amazonで針とセットになっているものを選べば安く購入することも可能です。
使いやすいのはこっち。
先がまとまってて通しやすいんだよ♪
作り方手順
難易度 | 初心者 |
材料費 | 2,000円~3,000円 ※素材のクオリティによる |
制作時間 | 1時間くらい |
作る方法 | 手作業 |
基本的にはビーズ通して結ぶだけ。
簡単そうです♪
下準備
コットンパールの最初から空いている穴だとテグスがせいぜい1回くらいしか通せないので、4回通せるくらいに広げます。
特に10㎜玉に多めにテグスを通すので、広めにあけておいてください。
作り方工程
今回のベルトは2連ブレスレットのようなデザインにしました。
私が使った文字盤で、私の腕に合うサイズに調整していますので、作りながら配置や数を変えるなどして自分にぴったりのサイズに調整してくださいね。
オペロンゴム60㎝を2本用意します。
ベルトが通っていた隙間に通して、2本どりで2本ひっかけます。
1本目のパーツから通します。
2本どりにしたオペロンゴムの端を2本まとめてビーズ通し針の穴に通し、針を使ってパールを通します。
こんな風に。
針はちぎれやすいので優しく扱ってね。
私の場合はこんな配置にしました。
8㎜→丸小→6㎜→丸小→8㎜→丸小→10㎜丸小→8㎜…
この配列で4回繰り返しました。
ある程度通したら腕にくるっと巻いてみて、サイズ感を確認します。
ぴったりにならなかった場合は、以下の変更例を参考に調整してください。
【ベルトがゆるい場合】
・8㎜玉と6㎜玉を入れ替える
・1巡減らす
・8㎜玉を6㎜玉に置き換える
【ベルトが足りない場合】
・6㎜玉を8㎜玉に置き換える
・丸小ビーズを2個にする
・1巡増やす
・1回目と4回目だけ10㎜玉を2個にする
など、決まりはないので自由に変えてみてくださいね。
1本目の端にクリップを挟んでビーズが抜けないように仮止めしたら、2本目をスタートします。
ひっかけておいたもう1本に針を付け替えてスタートです。
1本目と同じ手順で10mm玉の手前まで通したら、新しい100㎜玉を通さず1本目の10㎜玉に通します。
これで2本がばらけることなくまとまります。
同じ要領でどんどん通していくとこうなります。
わっかにするのに4巡目に2回通したいので、4つ目の10㎜玉を通した後で1本どりにします。
写真は手前で1本どりにしちゃってるです。
間違った画像でゴメンナサイ…
4巡目を通し終えたらベルト通し部分にオペロンゴムをひっかけて、4つ目の10㎜玉までもう一度通します。
2本ずつ同じ位置から出ているので、それぞれ結んで完成です。
一度腕に付けてフィット感を確認したら、結び目の根本で余分をカットしてください。
手作り腕時計ベルトをつけてみました
完成品がこちら。
軽いのでつけてる感がなく、腕時計慣れしていなくても違和感をあまり感じない仕上がりになりました。
ゴムで自分サイズに調整してあるので、文字盤が回ることもなく、本当にフィット感がいいです。
コットンパールは肌なじみのいい色なので、カジュアルにもフォーマルにも合うすごい素材です。
普通のプラスティックのパールよりはお値段が張りますが、値が張ってもいいものを選んでよかったと思います。
ゴムの劣化について
今回使用したオペロンゴムですが、すごくフィット感がいい代わりに残念ながら経年劣化しやすい素材です。
ネックレス用のワイヤーや糸に比べるとちぎれるまでが早いので、劣化していないか定期的によく観察してください。
パールの間から細い繊維が飛び出てきたら、ゴムが何本か切れ始めている現象なので、もう一度編みなおしが必要です。
デザインや素材を変えるなどアレンジを楽しみながらメンテナンスしつつ使ってみてくださいね。
まとめ~腕時計のベルトはブレスレット風なら簡単に交換できる!
ベルトループがちぎれてしまってから、糸を編んでみたり革で作ろうとしてみたり、実はいろんな方法を試してみました。
その中で一番簡単で付け心地も見た目も気に入ったのがこの方法です。
今回は少し複雑な2連ブレスレット風にしていますが、単純に1連にしてまっすぐ通すだけでもかわいく仕上がりますよ。
ぜひ自分サイズのオリジナル腕時計を作ってみてくださいね。