お裁縫道具や文房具を収納するのに便利なのがポーチ。
…なんですが、ポーチだと使うときに探しにくい!
というお悩みが解決しちゃうのが今回のトレイになるペンケースです。
開けるとトレイのような形になり、物が一発で探せるから細かいものをたくさん入れても大丈夫!
ファスナー付けにマチに、少しだけ難しいですが、1工程ずつ丁寧に作れば大丈夫!
写真たっぷりで解説するので、ぜひ一緒に作ってみませんか?
トレイになるペンケースの材料
名称 | 入手先 | 参考価格 |
---|---|---|
表地 | 手芸店 | ー |
裏地 | 手芸店 | ー |
接着芯 | 手芸店 100均 | 100円~500円 |
ファスナー | 手芸店 100均 | 50円くらい |
タブやタグなど | 手芸店 | 100円~ |
トレイになるペンケースの材料は普通のポーチと同じく、生地とファスナーです。
生地について
今回は2種類の生地を表地に使用し、途中で切り替えて作りました。
2種類用意してもいいですし、1種類でも作れます。
素材は表地・裏地ともに一般的な厚みのコットンを使用しています。
バスケット柄と食べ物柄、最強の組み合わせですぅ♡
派手柄の面積が減るとおしゃれに見えるよね。
接着芯について
接着芯とは、生地に張りを出すためにアイロンで接着するアイテムです。
今回はしっかりした印象に仕上げたいので、表地・裏地両方に貼りました。
硬い生地を使う場合やふんわり仕上げたい場合は、ファスナーをつける部分に接着テープを貼る方法もあります。
接着芯テープは、接着芯を細長く切って代用できるよ♪
タブやタグについて
タブはファスナーの端っこに付ける小さなつまみのことで、開閉しやすくするのが本来の目的です。
でもそれだけでなくて、ちょこんとタブが付いていることでアクセントになってかわいいんですよね。
- ハギレを筒状に縫ったもの
- 縫いやすいリボン
- バイヤステープ
などをタブとして使うことができます。
タグは持ち主や中身が分かりやすくなるだけでなく、ワンポイントになってオリジナル感が出ます。
タグを一つつけるだけでお気に入りのポーチに変身させられるので、ぜひお気に入りのものをつけてみてください。
Amazonにもかわいいのがたくさん売ってるです♪
布用のハンコと端切れで自作しても楽しいよ!
トレイになるペンケース~作り方手順
難易度 | 中級者 |
材料費 | 110円〜 |
制作時間 | 1時間 |
作る方法 | ミシン |
ちょっと難しいけど完成すると達成感があるよ!
毎日お道具を入れて使いたいです♪
製図工程
製図が面倒な人はこちらからダウンロードしてお使いください。
作りたいポーチの縦×横の長方形を縦につなげて4つ書きます。
一番上と一番下に三角を書き足します。
上から2番目の線を外側に縦の長さ分延長し、一番上の角とつなげます。
三角定規の三角ができるです。
これで本体は完成だよっ!
縦の長さ×2の正方形を製図して、縦横それぞれ5ミリ削ります。
必要であればポケットを製図します。
好きなサイズを製図して、縦に2倍します。
下準備工程
以下のように裁断してください。
- 本体…表布・裏布各1枚
- マチ…裏布で2枚
- ポケット…裏布(お好みで)
- タブ…お好みで
※すべて型紙の周囲に縫い代1㎝を足して裁断してください。
今回使用した表布が派手なので、半分程度をバスケット柄に切り替えました。
表布を1枚仕立てにしても、切り替えで2枚使っても作れます。
本体の表布・裏布ともに接着芯を貼ります。
接着芯を貼ったら型紙を転写しておきます。
印付けはフリクション蛍光ペンがおすすめだよ
この時一緒にファスナーの中心にも印をつけておきます。
表布を切り替えにする場合、この時点でつないでおきます。
中表に合わせて縫い、縫い代を割っておきます。
型紙を合わせて、ずれてないか確認しておいてね。
作り方工程
縫い代は1㎝で縫います。
縫い始めと縫い終わりには返し縫を3~5目してください
まずは細かいパーツを中表にし、写真のように縫います。
左から2つずつ
- タブ(チャックの始点や終点についているつまみ部分)
- マチ(トレイにした時に壁になる部分)
- ポケット
3つともなくても作れますが、マチはつけておいた方が使いやすいく見栄えが良くなります。
中表に縫えたら表に返します。
表に返したら形を整え、必要ならアイロンをかけます。
シームオープナーがあると縫い代割るの簡単だよ!
本体に細かいパーツを取り付けます。
私はオリジナル感を出すために、飾りのタグをつけました。
【タグの付け方】
①仮止め用の糊で固定
②ミシンでステッチ
③重ねる場合は1枚ずつ繰り返し
細かいパーツを待ち針で仮り止めして縫うのは大変なので、仮止め用ののりがあれば待ち針なしでずれることなくステッチができます。
タグは自作したり、捨てる洋服から摂っておく方法もありますが、まとめ買いしておくとポーチ作りが楽しくなりますよ。
続いて裏にポケットを縫い付けます。(お好みで)
【ポケットの付け方】
①縦線を縫います。(両端と仕切り)
ポケットが長い場合は適当にたるませます。
②下側を縫います。
たるませた場合はバランスよくタックを寄せながらステッチ
さらにタブを半分に折って、輪を中心側に向けて、表の中心部分に仮止めします。
付け終えたものがこちら。
本体(表裏)とファスナーを3枚重ねて縫い合わせます。
ファスナー付け、難しそうです…
1工程ずつ落ち着いてやってみよう。
裏布(表が上)→ファスナー(表が上)→表布(裏が上)の順に重ねます。
ずれないように注意しながら中心を合わせて、さらに中心から角の部分までを仮止めします。
中心の待ち針から角まで2~3本止めたよ。
角と角の間の直線を縫います。
ファスナーの角に来る部分に小さく切込みを入れて、ファスナーを本体に添わせるように曲げて仮止めします。
角から端に向かってミシンで縫います。
角を曲がるのが難しいから、直線縫い3回で縫ったよ。
表からちゃんと縫えているかを確認し、角部分を2㎜残して切り取ります。
反対側も同様にしてファスナーを取り付けます。
両方付けれたら、表に返してステッチ(省略可)しておきます。
まずはファスナーの終点となる側のサイドから縫います。
こっちはまっすぐ縫えるから楽ちんだよ♪
ファスナーの上止めが重ならないように注意しながら、写真のように中表に重ねて縫います。
続いてファスナーの始点になる側のサイドも縫います。
中心どうしを中表に重ねて、中心から端までをまずは片方だけ縫います。
底側の生地に切込みを入れて直角に曲げ、縫ってない残り半分を中表に合わせて縫います。
表に返してちゃんと縫えているか確認しましょう。
こんな風に正方形に縫いあがります。
step4で縫ったサイドの部分にマチをかぶせるようにして取り付けます。
これも角がない方から縫うよ~。
step1で作ったマチの空いている辺を縫い代部分にかぶせ、マチの端っこを本体のサイドの縫い目と重ねます。
この状態でステッチをかけます。
続いて角がある側にもマチを取り付けます。
端から中心までをかぶせて縫い、マチを曲げながら残り半分をかぶせて反対側から中心までを縫います。
ミシンで縫うのが大変なら手縫いでも大丈夫♪
続いて縦のラインも縫います。
今度は手縫いでコの字とじをして縫い留めます。
ファスナーの角になっている部分とマチの上角を合わせて、縦のラインをコの字とじで留めます。
見えない部分だし強度もいらないから、きれいに縫えなくても大丈夫!
手縫いでフィニッシュです♡
トレイになるペンケースの使い方
トレイになるペンケースの特徴は、なんといっても道具の使いやすさ!
開くと中身が見渡せるので
こんなにごちゃごちゃ詰め込んでも、すぐに目的のものが探せます!
机の上に道具を散らかして「ない!」と探さずに済むので、細かい道具を一度にたくさん使いたい人にすごくおすすめです!
他にもカラーペンや色鉛筆入れにしたり、化粧ポーチにも向いていますよ♪
すごく使いやすいポーチなので、少し難しいですがぜひチャレンジしてみてくださいね。
【トレイになるペンケース】まとめ
トレイになるペンケースはファスナー付けとマチを作るのが難関です。
角を曲がるのが少し難しいので、1度で縫わずに直線縫いで何回かに分けて縫うことで簡単になります。
ミシンが難しい箇所は手縫いでもOK!
ちょっと難しいですがすごく便利なポーチなので、ぜひ作ってみて下さいね。